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 ハイリスク妊娠
 母体、胎児(または新生児)の出産前後における罹病または死亡の危険が高いかまたは高いと予想される妊娠のことをいいます。
すべての妊婦さんに対して妊娠に関する危険因子があるかまたはこれからありうるかを判断し、危険因子が挙げられたときにハイリスク妊娠として扱われます。
妊娠をハイリスクとして分類することで、その妊婦さんに対して妊娠中から分娩時さらに産褥期にわたり注意が払われるようになります。
 
   
危険因子 危険因子に関して結論から言ってしまうと、お母さんや胎児が健康でない場合はすべてハイリスク妊娠の可能性が高いということです。 
   

考えられる危険因子

母親の年齢 若年妊娠では低出生体重児や栄養欠乏児を出産する危険性が高く、35歳以上の高年齢妊娠では妊娠高血圧症候群妊娠糖尿病、難産の危険性が高くなります。さらに胎児染色体異常の危険性が加齢と共に増大します。

母親の身長 身長が150cm以下のお母さんは児頭骨盤不均衡子宮内胎児発達遅延の危険性が高いです。

母親の体重 非妊娠時の体重が45kg未満では子宮内胎児発達遅延の危険性が高いく、逆に、母親の肥満は巨大児妊娠糖尿病妊娠高血圧症候群の危険性があります。

習慣性流産 3回連続して妊娠初期に流産した後に、反復して流産(習慣性流産)する危険性は約35%です。また妊娠中期〜妊娠後期に早産や死産をする可能性が高いようです。

早産の既往 早産の既往があると、今回も早産の危険性が高くなるようです。

巨大児の既往 出生時の体重が4.5kgより大きい新生児(巨大児)の出産歴は、母体の糖尿病を検査する必要があります。

多産婦 5回以上の分娩をされたお母さんは、微弱陣痛弛緩出血の危険があり、さらに墜落分娩が起こることもあるります。

妊娠高血圧症候群の既往 以前の妊娠で妊娠高血圧症候群の既往があると、今回の妊娠でも発症する危険性があり、以前よりも重症化する危険性があります。

胎盤の異常 前置胎盤常位胎盤早期剥離は、母児ともに危険性があります。

母体の病気 妊娠以前から治療中の病気のあるお母さんは、病気の種類によっては妊娠中に重症化や胎児への影響が出る危険性があります。

子宮の奇形 中隔子宮や双角子宮は、流産や早産を引き起こす危険性があります。

多胎妊娠(双子) 多胎(双胎)妊娠では、妊娠高血圧症候群、早産、胎児奇形や分娩時に色々な異常が起こる危険性があります。

過期妊娠 過期妊娠(42週以上)は、新生児死亡や死産する確立が正常分娩に比べては3倍に増加します。

母体の感染症 胎児の催奇形性のある感染症には単純ヘルペス、ウイルス性肝炎、流行性耳下腺炎、風疹、水痘、梅毒、トキソプラズマ症、サイトメガロウイルスなどがあります。

子宮内感染症を起こす危険性のある細菌性腟炎にはB群レンサ球菌、クラミジア属、マイコプラズマ属、ウレアプラスマ属、などの感染があります。

子宮筋腫 子宮筋腫は高齢の女性で頻度が高く、早産、難産、胎位異常、前置胎盤、習慣性流産になる危険性があります。

胎児の発育不良 子宮内胎児発育遅延双胎間輸血症候群など

胎児の病気 染色体異常、遺伝病、奇形などさまざまな病気があります。

前回帝王切開術の既往 妊娠中〜分娩時に子宮破裂を起こす可能性があります。


その他 羊水の異常(羊水過少症羊水過多症)、さい帯の異常血液型不適合妊娠、など
 

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