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 巨大児 
巨大児に関する国際的な取決めはありません。国内においては妊娠週数に関係なく産まれた直後の体重が4000g以上ある場合をいい、4500g以上を超巨大児と定義されています。確率的には、全分娩の約1〜2%ほどです。赤ちゃんが巨大児になると、分娩時に難産を起こしやすくなります。 
   
原因 原因は大きく分けて、お母さんの異常、胎児の異常、遺伝的(家系的)素因、の3つに分類できます。
巨大児になりやすい条件をあげます。

@両親、特にお母さんの体格が大きいとき
Aお母さんの産まれたときの体重が大きいとき
Bお母さんが糖尿病や妊娠糖尿病にかかっているとき
C経産婦さん
D妊娠中にお母さんの体重増加が著しいとき
E過期妊娠(予定日を過ぎてもなかなか産まれないとき)
F過去に巨大児を産んだことがあるとき
G赤ちゃんの病気
 
   
診断 超音波診断装置で赤ちゃんの推定体重を計測しますが、巨大児の場合計測誤差が10〜20%生じることがありあまり満足のいく診断方法はありません。ただお母さんが糖尿病にかかっていると、50%以上の確率で巨大児になるといわれています。 
   
妊娠中および分娩時の管理 巨大児になりそうな状況下でも、赤ちゃんに対する治療方法はありません。頻回に赤ちゃんの状態をチェックするにとどまります。
お母さんに糖尿病などがあるときには、妊娠初期から食事療法やインスリンを用いて血糖値の安定を図ります。一番の問題は、分娩時に難産になりやすいことです。
児頭骨盤不均衡
前期破水微弱陣痛、分娩遷延、肩甲難産、軟産道損傷弛緩出血、恥骨離開さらに難産のために赤ちゃんの分娩外傷(鎖骨骨折、腕神経叢麻痺)や胎児仮死などがおこります。
糖尿病を合併して巨大児が疑われる場合は、始めから帝王切開術を選択する場合も有ります。
 

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