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 妊娠4週から7週
胎児の発育 ★経腟超音波検査
妊娠4週中頃より、子宮内に「胎のう」という妊娠部位(胎児を包んでいる袋)が確認できるようになります。
妊娠5週中頃〜6週前半より、胎児心拍が確認でき、始めは毎分100回以下ですが徐々に増加し始めます。
妊娠7週始めに、胎児の身長は1cmになり、後半には身長2cm体重4g ほどに成長します。
妊娠5週〜10週にかけて胎児ほとんどの身体の細胞の元が形成されるため、この時期に大部分の奇形が起こり始める時期でもあります。
 
 
予定月経が遅れ、妊娠検査で陽性になった方の超音波検査です。子宮内膜に直径3.7mmの胎嚢(たいのう)が確認できました。
胎嚢の直径が14.1mmで妊娠4週5日です。胎児の心拍はまだはっきりしませんでした。矢印が胎児です。
胎嚢の直径が17.2mmで妊娠5週5日です。胎児の心拍を確認しました。
胎児の身長(頭殿長)は13.6mmになり、妊娠7週5日です。胎児の下にある丸いものは卵黄のうです。
   
  ★胎児の異常
@子宮内に胎のうが確認できない → 1日1mm程直径が大きくなるので数日待ってから再度調べてみます → それでも確認できないときには → 子宮外妊娠 or 完全流産を考えます
A子宮内の胎のうが多数確認できた → 多胎妊娠 or 胞状奇胎(小さなのう胞がたくさん在る)
B胎のう内に胎児を確認できない → 胎のうの形が崩れてきた → 不全流産 or 稽留流産
C胎児は確認できたが、心拍の確認が出来ない → 不全流産 or 稽留流産
 
 
矢印が示している小さな粒の集まりが胞状奇胎です。
左側写真の子宮の中は、妊娠変化を起こし厚くなった子宮内膜だけで胎のうが無く、右側の写真の付属器に子宮外妊娠の胎のう(矢印)を確認します。
子宮内に胎のうと胎児を確認します。左卵巣に直径44〜47mmの卵巣のう腫を確認します。
子宮内に胎のうと胎児を2つ確認しています。
   
母体の変化 ★正常な変化
@ 月経が止まり つわりが始まる → 味覚が変化する・空腹時にはきけがある
A 基礎体温は高温が続く → 妊娠3ヶ月後半ごろから下がり始めます。
B 下腹の張りや軽い痛みを感じる → 妊娠すると子宮の周囲に血液が充満し、さらに子宮自体が大きくなるために子宮を支えている靭帯という組織がつれるため、また黄体のう胞(卵巣に血液中の水分が貯まる)などでも張りを感じることもあります
C 肌のかゆみを感じたり、便秘しがちになる
D 顔、首、胸などに、小さな血管が浮出てきたり、手指に赤い斑点が出来る
   
  ★母体の異常な変化
@ 性器出血 → 切迫流産不全流産絨毛膜下血腫頚管ポリープびらん子宮外妊娠胞状奇胎子宮頚部ガンなど

A 下腹部痛 → (上記に追加)子宮筋腫合併妊娠卵巣のう腫(黄体のう胞の増大)靭帯痙攣便秘

B 外陰部のかゆみやおりもの → 真菌性腟外陰炎(カンジダ性腟外陰炎)・細菌性腟外陰炎トリコモナス腟外陰炎
 
   
検査 ★妊娠初期検査
医療機関によって若干の違いはありますが、主な検査を簡単な説明とともにあげさせていただきます。

血球検査 貧血の有無や血小板数を調べ血液疾患一般のスクリーニングを行います。  
血液型検査 ABO型 Rh型の血液型を調べます。
不規則抗体 ABO型 Rh型以外の血液型に対する抗体を調べます。
梅毒検査 感染していると胎児が先天梅毒児になる事があります。
HBs抗原 B型肝炎ウイルス感染を調べます。感染状況によっては胎児に感染することもあります。
HCV抗体検査 C型肝炎ウイルス感染を調べます。感染状況によっては胎児に感染することもあります。
風疹検査 妊娠初期に感染すると胎児奇形が高率に発症します。
クラミジア検査 性感染症の起炎菌で、流産・早産の原因になります。
トキソプラズマ検査 猫の糞や加熱処理不十分な肉などから感染し、妊娠中の初感染で母子感染の可能性があり胎児に影響することがあります。
間接クームス検査 Rh型の血液型不適合妊娠を調べます。 
HIV検査  ヒト免疫不全ウイルスの感染を調べます。
HbA1C検査  糖尿病の検査です。(最近の血糖状態を反映します)
HTLV-1検査 成人T細胞白血病ウイルス検査です。母乳で赤ちゃんに感染します。
サイトメガロ検査 サイトメガロウイルス検査、初感染妊婦の40%に胎児感染し影響することがあります。
膣分泌物培養検査 感染菌によっては、流産・早産の原因になります。
子宮頚部細胞診 子宮頚部癌検診です。
   
ポイント!  過激な運動や労作は避けましょう。
下腹痛や少量の出血があってもあせらず、まずは横になって安静になり、しばらくしてから再度症状を確かめましょう。
もしも症状が悪化するときは主治医に連絡してください。
 
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