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妊娠12週から15週 
胎児の発育 ★超音波検査
@ 体重は50〜100g 前後、CRLは6〜7cm(身長15cm)
A 手や足の指と外性器が分化し始めます
B 胎児は尿排泄を始めるため羊水量も増え、活発な自発運動を始めます
C 皮膚と爪が発達、さらに髪の毛の元が出来始めます
D 胎盤が完成して胎児は自主的に生活し始めます
E 嚥下運動(羊水を飲み込む)が始まります
 
 
頭殿長が47.2mmまで成長した胎児です。写真では下が頭です。
妊娠12週0日
   
  ★胎児の異常
胎児の諸臓器は妊娠10週頃までにその形態を完成するためにこの時期になると外表形態異常を確認できるようになります。内蔵などの形態異常は診断できませんが内臓の異常で診断できるものは 無脳児・外脳症・無頭蓋症・脳瘤・一部の水頭症・一部の心臓奇形などです。
 
 
子宮口付近に直径36mmほどの子宮筋腫が有ります。
矢印は胎児の頚部に出来た頚部のう胞性リンパ管腫cystic hygroma
矢印は胎児の頚部に出来た頚部のう胞性リンパ管腫cystic hygroma
妊娠15週
   
母体の変化 ★正常な変化
@ つわりがおさまり、食欲が出てくる
A 子宮が大きくなり恥骨を越えて触れるようになる
B 痛みを伴わない軽微な子宮の収縮が起こります
C 頻尿(オシッコの回数が増える)
D 乳房に青く血管が浮き出てきたり、乳首の周りに皮脂腺(モンゴメリー腺)がブツブツと出てくることがあります
 
   
  ★母体の異常な変化
@ 性器出血 → 切迫流産子宮内胎児死亡絨毛膜下血腫頚管ポリープびらん胞状奇胎子宮頚部ガン頚管無力症前置胎盤など
A 下腹部痛 → (上記に追加)子宮筋腫合併妊娠卵巣のう腫(黄体のう胞の増大)靭帯痙攣便秘
B 外陰部のかゆみやおりもの → 真菌性腟外陰炎(カンジダ性腟外陰炎)・細菌性腟外陰炎トリコモナス腟外陰炎
 
   
検査 妊娠15週頃より胎児スクリーニング検査が出来るようになります。
母体血中の3種類の物質(AFP・hCG・uE3)を調べるトリプルマーカー、さらにインヒビンAを加えたクワトロマーマーがあります。
これらの検査は胎児の異常、特に「ダウン症」「18トリソミー」「開放性神経管奇形」などの確率を検査するもので決して確定診断を付ける物ではありません。

「トリプルマーカー、クワトロマーマー」について詳しくは・・・→ こちらへ
 
   
注意点 ★少量の出血があったからとあせることは禁物です。妊婦健診で主治医に特に注意されず赤ちゃんの発育を確認しているならば、落ち着いて安静にして様子を見ましょう。1〜2時間たって症状が悪化してくるようならば、主治医へ連絡してください。

★この時期になると、両側ソケイ部(足の付け根あたり、陰毛の両側あたり)がつれるような痛みを感じることがあります。これは子宮と骨盤を繋いでいる靭帯(じんたい)が子宮の増大とともに引っ張られるからで異常ではありません。安静にすればすぐによくなります。

★両側ソケイ部(足の付け根あたり、陰毛の両側あたり)とおへそを結んだ三角形の中が痛かったり硬く感じるときには、子宮が収縮している可能性があります。しばらく安静にして症状が無くなれば心配ないと思われますが、繰り返す場合は早めに主治医に相談してください。
 
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