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 妊娠前半期の性器出血 
 妊娠初期は妊娠も不安定で出血しやすい時期です。出血があるからといって一概に危険な状態ばかりでもありません。落ち着いて対処するよう心がけてください。 
   
出血の状況
による
★極妊娠初期(超音波検査で胎児の心拍確認前後)の1日前後の茶色いオリモノなどを感じたときは焦らず安静を保ってください。症状が憎悪せず自然に治まればほとんどの場合は心配ありません。

★腹痛をともない、やや赤みを帯びた生理初期のような出血が腹痛とともに増強するときには、切迫流産不全(進行)流産の可能性もあります。安静を保ちながら主治医に相談してください。子宮内に胎児の心拍を確認している場合はおおむね心配ありませんが、超音波検査で異常や注意事項などを指摘されている場合はその指示に従って行動してください。

★妊娠4ヶ月以降の方で、強い腹痛などなく少量の出血が続く、オリモノに少量の出血をともなう時などは、頚管無力症前置胎盤の可能性もあります。

★子宮内に妊娠が確認できずに突然の腹痛で少量〜多量の出血が始まった場合には、子宮外妊娠が考えられます。できるだけ早めに主治医に連絡を取り指示に従ってください。

★その他、頚管ポリープ子宮腟部ビラン腟内の感染などでも出血の混じったオリモノが出ることがあります。すでに診断の付いている方は焦って時間外に診察を受ける必要はありませんが、健診の時など際、早めに相談や診察を受けてください。
 
   
出血の原因となる主な疾患  切迫流産 出血は少なく子宮収縮に伴う鈍痛があります。

不全(進行)流産 出血は多く固まりも出ることがあります。痛みは次第に強くなってきます。通常妊娠週数が経過しても超音波検査で胎児や胎児の心拍を確認できない場合に注意が必要です。

子宮外妊娠 突然の下腹部の痛み(激痛のことあり)で始まることが多く、痛い部分を手で押したときよりも放すときのほうが痛い。出血は少量〜中等量です。

胞状奇胎 比較的つわりが早い時期から始まり症状が強いことが多く、超音波検査で子宮内に多数の小のう胞を認める独特のパターンを示します。症状は不全流産に似ています。

前置胎盤 胎盤が子宮口をふさいでしまっている状態をいいます。通常出血時に痛みはありません。

頚管無力症 妊娠の経過とともに早期から子宮頚管が柔らかくなり子宮口が開いてしまう状態です。子宮収縮を伴う場合もありますが、通常出血時に痛みはありません。

頚管ポリープ 子宮口から腟に向かってポリープが出ていることがあり、この表面から出血します。通常出血時に痛みはありません。切除する際に感染していることもあり抗生物質を投与する場合もあります。

前期破水 水っぽいおりものに血液が混じっている場合は破水の可能性もあります。妊娠早期〜中期の前期破水は絨毛膜羊膜炎を伴うこともあります。

子宮頸がん 妊娠中に子宮頚部がんを発見した場合は、その進行状態(Tb期以上)によって時には妊娠を中断して母体の治療することもあります。 

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