| 考えられる状況 | 
      一言で貧血といっても原因はさまざまです。出血による貧血、造血能の低下、ビタミンや葉酸不足から来るもの、悪性腫瘍など他の病気が原因となることもあります。妊娠中は鉄分が不足しがちで鉄分の一日必要量は3〜4mgで、腸からの吸収率を考えると食物中には30〜40mgの鉄分が必要とされています。とくに日本女性の食事による鉄分の一日平均摂取量は12mg前後なので妊娠中は鉄欠乏を起こしやすいといわれています。   | 
    
    
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            | 注意点 | 
            妊娠中の造血機能(骨髄などで血液中の血球成分を造る機能)は亢進しますが、それを上回る胎児の鉄分の需要増加があるために鉄欠乏性貧血になりやすく、妊娠中の貧血の90%を占めます。また妊娠と関係なく造血機能の低下や赤血球の寿命が短くなってしまうために起こる貧血もあります。 
貧血とは関係ありませんが、妊娠中の白血球数は非妊娠時に比べて数が増加します。妊娠中の白血球数の正常値は6000〜16000(個/mm3)です。 | 
    
    
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      | 関連する病名 | 
      1)妊娠貧血 
 
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2)悪性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血 
 
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3)血液型不適合妊娠 
             
詳しくは・・・→ こちらへ 
 
4)特発性血小板減少性紫斑病 
 
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