| 考えられる状況 | 
      この時期まで存在する卵巣のう腫は妊娠以前から存在した可能性が高く(悪性腫瘍の可能性は全妊娠中の頻度は0.005〜0.01%)、大きさもさまざまで、直径2〜3cmの物から10〜15cm以上の物まであります。この卵巣のう腫(腫瘍)が胎児の発育を妨げることは有りませんが、妊娠中に問題になるのは、卵巣茎捻転、卵巣破裂、卵巣腫瘍による圧迫で流産・早産、分娩時の胎児下降の妨げ、などを起こす可能性のある事です。 
もしも悪性の卵巣腫瘍であった場合、妊娠によってその進行が早くなる事は無く非妊娠時と変わらないと言われています。 | 
    
    
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            | 注意点 | 
            大きくなった子宮と卵巣のう腫(腫瘍)が互いに圧迫しあい下腹部の張りや痛みを感じることがあります。ソファーなどで横になり、薬を処方されている方は主治医の指示通り内服をして安静にしてください。安静にして症状が治まり、再発が無いようであれば特に心配ないと思われますが、何度も繰返すときや突然卵巣のう腫(腫瘍)のある部分に激痛を生じた場合は卵巣茎捻転や卵巣破裂の可能性もあり、必ず主治医に連絡してください。胎動などによる生理的な痛みである場合もありますが子宮の収縮や痛みが時間の経過とともに増加するときや出血が始まったときなども早めに主治医にご相談ください。 | 
    
    
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      | 考えられる病名 | 
      
1)卵巣のう腫(腫瘍)・卵巣茎捻転 
 
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2)切迫早産 
妊娠中の下腹痛の原因で最も多く、下腹部の真中(陰毛の直ぐ上)あたりの鈍痛があります。このような痛みを感じた場合は、まず安静にして症状が治まるのを待ってください。もしも時間が経って下腹痛や出血が悪化する場合は早めに主治医に相談してください。 
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3)その他の考えられる病名 
 
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