HOME  症状  検査  妊娠週数  分娩経過  産後経過  新生児  さくいん  

Presented by Kitramura-Hosp.com


症状 よくある質問 検査結果 妊娠週数 分娩経過 産後経過 新生児  さくいん おすすめ商品
 腹帯
 鎌倉時代からの習慣として、妊娠5ヶ月になると戌の日に「腹帯」締める習わしがあります。
宗教的な意味合いや、何故戌の日なのか?医学的には意味が無いとしても、「腹帯」には重要な役割があります。

@ 大きく突き出した腹壁の保護
A 子宮と胎児の保温と外力からの保護
B 腹直筋から腰背部の筋群をサポートして体のバランスを取りやすくする
C 呼吸を楽にする

しかし、「さらし」をきちんと巻くにはやや熟練を要します。妊娠の経過と共に増強する「腰痛」にも効果はありますが、「腹巻」では期待薄です。
 
   
腹帯の禁止 実は子宮を安定させるために腹帯を巻くことが、母体にとって悪い影響を与えることになります。腹帯によって後方へ圧迫された子宮が、背骨と平行して走行している下大静脈、腎臓へ行く動脈、自律神経節などを圧迫して高血圧を引き起こす原因になります。
つまり
妊娠高血圧症候群を引き起す原因になってしまいます。犬や牛などの4つ足で生活している動物は妊娠しても子宮は下のほう、つまりお腹のほうに垂れ下がっていて背骨に沿って走行している血管や神経を圧迫することはなく妊娠高血圧症候群もありません。最近では、妊娠中に腹帯を禁じる医療機関もあります。腰痛や恥骨周辺の痛みなどに対しては、マジックテープタイプの骨盤を選択的に締める「骨盤ベルト」などもありますのでそちらを選択するようにしてください。 

 Copyright (C) 2009.internethospital. All Rights Reserved.