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 産褥感染症(さんじょくかんせんしょう)
 産褥感染症は産褥熱(さんじょくねつ)ともいわれ、定義は、1917年アメリカのJoint Commity of Welfareによるものが現在も利用されています。「分娩終了後、24時間以降、産褥10日以内に2日間以上、38℃以上の発熱が続く場合を産褥熱と定義します。」
産褥熱の原因は、子宮の感染だけでなく、乳腺炎、肺炎、腎盂腎炎(じんうじんえん)など産婦人科以外の原因も含まれます。
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お産後の主な
原因
悪露滞留
産褥2〜3日目に、子宮の中から悪露の排出が何らかの原因で妨げられてさらにそこに細菌感染などが起こり発症します。多くの場合子宮の収縮が悪く下腹部の圧痛(押すと痛い)と悪露の悪臭があります。

胎盤遺残
胎盤遺残は、分娩時に胎盤が子宮から出るときに一部が子宮内に残ってしまった状態です。残った胎盤は感染しやすく、産後の発熱の原因になります。

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産褥子宮内膜炎

産褥熱の最も一般的な原因です。産褥3〜5日後に発症することが多く39℃台まで発熱することが有ります。原因としては、分娩時の感染が一般的で前期破水、帝王切開術、子宮頚管炎などが上げられます。

産褥血栓静脈炎
自然分娩の9000〜10000人に1人、帝王切開術後の800〜1000人に1人の割りで発症するといわれています。原因は分娩時に自然発症または感染症などで発症した微少血栓(小さな血液の塊り)が静脈内に入って卵巣の静脈付近でつまって血栓症を起こします。時には、この血栓症は主要な静脈にまで及ぶことがあります。

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産褥敗血症
産褥感染症で局所感染の細菌が何らかの原因で血液中に入り込んでしまうと、全身感染症になってしまいます。このとき適切な治療が遅れると病原菌や細菌の出す毒素が全身に流出して最重症例では全身性炎症反応症候群(systemic inflmmatory response syndrome:SIRS)から敗血症性ショックを引き起こし、さらに多臓器不全となり死に至ることがあります。

特にA群レンサ球菌の感染症の劇症型では症状の進行が早く死に至る可能性が極めて高いといわれています。
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