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潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎は、大腸に潰瘍やびらんができる免疫抗体の異常が原因とされている病気です。30歳以下の成人に発症しやすいために妊娠中に発症したり、妊娠に合併することがあります。 
   
症状 粘血便、下痢、腹痛、発熱などがあり、合併症として腸閉塞、腸管穿孔をおこして緊急手術が必要となる場合があります。 
   
治療 周産期の予後を良くするためや潰瘍性大腸炎再発を予防するために、妊娠中も症状を安定させる必要があり妊娠以前同様に妊娠中も積極的に薬物療法を続ける必要があります。 
   
妊娠が潰瘍性大腸炎に及ぼす影響 妊娠以前の寛解期間が長いほど、妊娠中の再発率は低下します。妊娠以前に寛解期や軽症であったものが妊娠中に悪化する割合が約30%であるのに対して、症状のある妊婦さんが妊娠中に軽快する割合は約50%です。産褥期は、軽快〜不変が約80%であるのに対し、悪化は約15%です。 
   
潰瘍性大腸炎が妊娠に及ぼす影響 潰瘍性大腸炎が重症でない限り、妊娠経過に対する影響はありません。胎児に対して影響があったという報告はありませんが、妊娠中の発症でやや早産の傾向があるという報告がありました。 
   
分娩方法 正常妊娠に比べて潰瘍性大腸炎合併妊娠では、帝王切開術の割合が高いという報告があります。症状が安定していれば経腟分娩を行う施設が多いようです。 
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