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血液検査で異常があった
↓ 生化学検査や血液凝固検査で異常を指摘された

考えられる状況 妊娠以前から肝炎・糖尿病・高血圧・甲状腺疾患・その他の合併症のある妊婦さんや妊婦健診でお母さんの身体に異常を診つけた時などは全身状態をチェックするために生化学検査や血液凝固線溶系検査を行います。特に妊娠高血圧症候群は全身疾患であり肝臓や腎臓だけでなく血液凝固線溶系の異常をきたします。個々の検査結果は患者さんによってさまざまなので、主治医から説明してもらってください。
   
非妊娠時と妊娠中の正常値の比較 詳しくは・・・→　こちらへ
   
妊娠以前からの病気について  詳しくは・・・→　こちらへ 
   
代表的な疾患の検査診断基準 １）妊娠高血圧症候群
腎機能検査　尿酸　6.0mg/dL以上　クレアチニン　1.5mg/dL以上　尿素窒素　20mg/dL以上
血液検査　　血小板　10万以下　ヘマトクリット　40％以上
血液凝固能検査　ATⅢ活性　70％以下

２）HELLP症候群
肝機能検査　AST 70IU/L以上　ALT 70IU/L以上　LDH 600IU/L以上
血液検査　血小板 10万以下

３）急性妊娠脂肪肝
腎機能検査　尿酸　6.0mg/dL以上　クレアチニン　1.5mg/dL以上　尿素窒素　20mg/dL以上
肝機能検査　AST ～500IU/以下　ALT ～500IU/以下　LDH 600IU/L以上　総ビリルビン　5mg/dL以上
血液凝固能検査　PT(秒)　延長　APTT(秒)　延長　ATⅢ(活性)(％)　低下
その他　アンモニア上昇

４）播種性血管内凝固（DIC）
血液検査　血小板 10万以下
血液凝固能検査　FDP 10μg/mL　フィブリノーゲン　150mg/dL以下　PT(秒)　15秒以上　ATⅢ(活性)(％)　60％以下 
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