| 考えられる状況 | 
      妊娠初期は、基礎体温の高温相が持続します。妊娠を維持させるために、胎盤が完成するまで排卵後の卵巣からプロゲステロン(女性ホルモン)の分泌が持続するためです。体温が37℃前後で悪臭のある「おりもの」がある場合は、細菌性腟炎の可能性があります。しかし37℃以上の発熱があり、さらに悪臭のある「おりもの」がある場合は、細菌性腟炎と絨毛膜羊膜炎を併発した可能性もあります。  | 
    
    
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            | 注意点 | 
            微熱(37℃前後)で悪臭のある「おりもの」がある場合は細菌性腟炎の段階で、妊娠には影響ないように思われますが、37℃以上の発熱がありさらに腹痛を伴うようになると絨毛膜羊膜炎を併発した可能性もあり至急に治療する必要があります。 
また夜間になるとさらに熱が上がる、寝汗、妊娠以前からの病気があるなど細菌性腟炎以外の病気がある場合も考えられます。 
早めに主治医にご相談ください。 
また、妊娠初期に基礎体温が徐々に下がり始めた場合、流産の可能性も考えられます。  | 
    
    
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      | 考えられる病名 | 
      1)絨毛膜羊膜炎 
細菌が腟内で繁殖し(細菌性腟炎)、さらに子宮頚管から子宮内に感染が及んだ状態です。 
 
詳しくは・・・→ こちらへ 
 
2)細菌性腟炎 
細菌が腟内で繁殖してしまった状態です。悪臭のある「おりもの」が出ますが、発熱の原因にはなりません。 
 
詳しくは・・・→ こちらへ 
 
3)その他の感染症 
その他のの感染症と細菌性腟炎が同時に起こった可能性が在ります。 
 
4)膠原病 
SLEなどの自己免疫性疾患によっても発熱することがあります。 
 
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