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 新生児の聴覚検査について 
赤ちゃんの聴覚障害は1000人に1〜2人といわれ、将来の言葉や周囲の認知、社会生活に重大な影響を及ぼすことはいうまでもありません。
早期発見し対策を講じることで社会生活も大きく変わる可能性を秘めています。生後6ヵ月までに対策や支援を講じた場合は、言語能力と感情の表現力(表出能力)が講じない場合よりも優れているという報告もあります。
   
検査方法 聴覚検査方法は、赤ちゃんの妊娠中〜分娩時のリスク因子から推測そるものから、音に対する脳波の反応を調べるものまで様々です。

検査方法
リスク因子スクリーニング法  妊娠中〜分娩時の状況から聴覚に異常があるかどうかを推測する方法。発見率は50%前後です。
聴性反射検査 周囲の大きな音に対して、赤ちゃんが起こす反射(行動)によって聴覚を推測する方法です。
聴覚が正常でも脳神経系の障害があると反射(行動)が現れない場合もあります。
聴性脳幹反応 クリック音に対する赤ちゃんの脳波を調べます。新生児時期には最も信頼性が高い検査法ですが時間がかかるため、睡眠薬などで赤ちゃんを眠らせる必要があります。
耳音響反射 音刺激に対して、内耳の外有毛細胞という細胞から返ってくる音響反射を測定します。
末梢聴覚障害検査法ですが専門家の判定が必要です。
新生児聴覚スクリーナー  自動聴性脳幹反応、誘発耳音響放射、歪成分耳音響放射などが実用化されて刺激、測定、判定が自動的に行なわれるため、すべての新生児に簡単に行なうことが可能になりました。
   
実施時期 新生児聴覚スクリーナーはお産後の入院している間に検査を行ないます。産まれた直後の赤ちゃんは、興奮していたり、分娩時の影響が残っているため、生後数日後のおっぱいをたくさん飲んでぐっすり眠っているときに行ないます。
ヘッドホンを耳に付け、おでこなどに電極をつけて測定します。赤ちゃんは痛みなどはありません。
   
注意点
新生児聴覚スクリーナー検査の結果が「再検査必要」であっても、聴覚障害の診断が付いたわけではありません!!
スクリーニング検査は、診断を行なう検査ではありません。疑わしい赤ちゃんを早期に探し出すだけです。
また、新生児聴覚スクリーナー検査は低音域の聴覚障害の発見しにくいという欠点もあります。検査結果が正常であっても成長と共に聴覚障害を発症して進行性に悪化することもあります。 

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