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 おっぱいが痛い・張る 
妊娠すると産まれてくる赤ちゃんのために、おっぱいが母乳を作る準備を始めます。このために乳腺が発達しておっぱいにいろいろな変化が起こります。 
   
乳房の基礎知識
1)乳房 第2肋骨から第6肋骨の間、大胸筋の前にあります。
この位置は、胎生期の乳線(左右のわきの下からソケイ部につながる2本)という部分に相当していますがこの線上にいくつかの副乳を認められることもあります。

2)乳頭 乳首ともいわれますが、この部分に15〜20本の乳管があります。

3)乳輪 乳頭周囲の着色部で、ボツボツした乳輪腺(モンゴメリー腺)があります。

4)乳房体 乳腺実質とその周囲組織からなります。

5)乳腺 乳腺は15〜20個の乳腺葉からできていて、乳管によって乳頭までつながっています。
   
妊娠による変化 おっぱいの変化は、妊娠中の女性ホルモンによって変化します。
1)胎盤性エストロゲン       乳管のの発達と、下垂体でのプロラクチン分泌を促進します。
2)胎盤性プロゲステロン     乳腺の発達を促進します

妊娠3ヶ月を過ぎると、乳腺が発達し乳房全体が硬くなり、乳輪も色素沈着し始めます。乳腺の発達とともに痛みや張りを感じるようになったり、乳房内の血管(静脈)が青く浮き出てきます。さらにこの時期に乳頭を刺激するとヒト胎盤ラクトーゲンというホルモンの影響で濃厚な黄色い初乳が出てきます。妊娠中は胎盤性エストロゲンと胎盤性プロゲステロンによって乳汁分泌を抑制されていますが、分娩によって胎盤がなくなりそれらのホルモンが急激に減少し抑制が取れるために乳汁分泌が始まります。

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副乳 犬やネコのおっぱいを見たことがありますか?2列でたくさんおっぱいが並んでいますよね。実は人間も同じようにおっぱいが2列にたくさん並んでいましたが、いつの間にか退化して2つになりました。この退化したはずのおっぱいが妊娠によってやや大きくなりあたかもリンパ腺が腫れたように触れることがあります。脇の下に触れることが一般的ですが、あまり腫れて痛いときなどは氷で冷やしてください。触りすぎるとますます大きくなり、時には感染などを起こしてしまうこともあります。 
   
注意事項 雑誌などで妊娠中の乳房のケアなどをよく見かけますが、乳頭を刺激すると下垂体より射乳ホルモン(オキシトシン)が分泌されます。このホルモンは陣痛促進剤として用いられるホルモンでもり、子宮の収縮を起こす場合があります。 妊娠初期から妊娠9ヶ月頃までは乳房マッサージは避けてください。特に切迫流産、切迫早産、子宮内胎児発育遅延、頚管無力症(胎児下降ぎみを含む)、前置胎盤(低置胎盤を含む)、その他医師から異常を指摘されている方、などはご注意してください。
しかし乳首周囲を清潔に保つことは必要です!!
 
   
乳房マッサージ 詳しくは・・・→ こちらへ 

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