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男性 女性 家族
協力してくれない よく酔っ払う 早漏気味 性交時間が長い 異常体位を好む 消極的なとき 月経が不順 子宮の位置異常 腟のびらんがある 分泌物が少ない 高年齢のとき 産後の無月経 結婚直後のとき 経済を考えて 寝室に子供がいる
精子を殺す  錠剤 × × × ×
ゼリー × ×
精子を腟に入れない  コンドーム × ×
腟外射精 × × × ×
精子を子宮に入れない ペッサリー × × ×
排卵日を知る  基礎体温法 × × × ×
オギノ式 × × × × × ×
着床阻止 IUD × × ×
排卵抑制 経口避妊薬 × ×
 産後の避妊について 
産後の避妊法はいろいろあり、それぞれに長所短所があります。
特に産後の避妊法に関して言えば、授乳や分娩後の経過によってさまざまな状況が考えられます。
一概にどの避妊方法が安全とは言えません。
また、授乳をしている間は妊娠しないという考え方もありますが、だからといって妊娠しないわけでもありません。
   
避妊法の実際 避妊法を選択されるときに重要視されることは、「簡単確実、値段が安い、 セックスのムードを損なわない、副作用がない」などいろいろあるでしょう。
しかし現実的には全てを満たすような確実な避妊法はありません。
ライフスタイルに応じた避妊法の選択が最良の方法だといえます。
   
産後の避妊
の特徴
産後は非妊娠時と異なり、分娩の後遺症、授乳や育児による疲れ、出産回数などを考慮した避妊法が必要になります。授乳中は妊娠しにくいと昔から言われていますが、しにくいのであって妊娠しないわけでは有りません。
妊娠によって多大な変化を起こした女性ホルモンが正常(非妊娠時)の状態へ戻る過程は、授乳の有無に大きく左右されます。
授乳に関与するプロラクチンというホルモンは卵巣の排卵を抑制する働きがあり、授乳中の無排卵による無月経を起こすと言われています。
授乳をしないお母さんでは、産後3週間程度でプロラクチンレベルは非妊娠時レベルまで低下し排卵が起こります。
さらに授乳中であっても産後4週間ほどで血液中のプロラクチン濃度は非妊娠時レベル近くまで低下すると報告されているため、たとえ授乳中であっても排卵する可能性はあります。
(授乳時に、プロラクチンの一過性の上昇を認め、これが排卵を抑制しているといわれていますが・・・・)
以上のことより、授乳の有無にかかわらず産後4週間目以降は、確実な避妊を行なうことが好ましいと思われます。
 
産後の避妊法
について
上記でも触れましたが、どの避妊法が最良であるかは一概に決められないのが現状です。
ライフスタイルによって決めていただくしかありません。

★不妊手術について
ご夫婦の同意の下で、女性または男性に不妊手術を施行します。どちらも一度手術を行なうと、元に戻すことは出来ません。すでに子供さんが何人かいて、今後の家族計画において子供さんを作らない場合に選択できます。(女性が妊娠中に重大な合併症を起こし、妊娠が生命に危険を及ぼす場合も含みます)
★リングについて
授乳(母乳)に悪影響を及ぼさず年単位の避妊が可能で、セックスのムードを損なわないという観点からはIUD(一般にリングと呼ばれていますが・・・)も推奨されています。IUDを子宮内に装着する時期は、分娩による子宮の炎症が消失し大きさも元に戻る分娩2ヶ月以降が良いとされています。(装着するまでの間は他の避妊方法を行なう。)
★ピルについて
経口避妊薬(ピル)は母乳分泌量が減少する恐れがあり、授乳中の使用は推奨しません。
女性 両側卵管結さつ術 何らかの理由で帝王切開術を行った時に、同時に不妊手術を施行する方法もあります。
帝王切開術で子宮の処置が終了した時点で、両側の卵巣と卵管を確認して、問題が無ければ卵管だけを糸で縛り切断します。この切断によってセックス時に射精された精子は卵管内を移動できなくなり、排卵された卵子と受精できなくなして避妊します。手術後の卵巣や卵巣機能はまったく影響ありません。副作用もほとんどありませんが、切断した部分に水が溜ってのう胞を形成したという報告はあります。


男性 両側精管結さつ術 精液は前立腺液と精嚢腺液に精子が混じったものです。両側精管結さつ術(パイプカット)は精子を送る精管を切断する手術です。手術後は精子が混ざらない精液だけを射精するので、確実に避妊することができます。射精した精液は外見的にはほとんど変化が無く、射精感も変わりません。手術後の精子はセルトリ細胞によって処理されるため問題く、男性ホルモンの分泌も全く影響を受けないので男性機能に変化はありません。
手術は通常外来診療中に行なわれ1時間前後で終了するので、入院の必要はありません。

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