|  沐浴について | 
    
    
       沐浴とは宗教的な儀式から来た言葉です。「沐」は水を頭から浴びること、「浴」は水に身体を浸けることを意味しています。また辞書によると「髪やからだを洗い清めること。」と書いてあります。 
      赤ちゃんは汗かきですから毎日沐浴することで身体全体の皮膚を清潔にしてあげましょう。さらに沐浴は新陳代謝を高める効果があります。 
      毎日赤ちゃんを裸にして全身を観察する意味からも、沐浴中に何か異常がないかチェックしましょう。 | 
    
    
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      | 沐浴の目的 | 
      1) 赤ちゃんの全身の皮膚を清潔に保ち、新生児〜乳児期にできやすい湿疹などを防ぐため。 
       
      2) 赤ちゃんの新陳代謝を高める。 
       
      3) 赤ちゃんを裸にして全身に異常ないことををチェックする。 | 
    
    
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      | 沐浴の実際 | 
      お母さんによっては沐浴剤にこだわりすぎて、ちょっとした湿疹などができると沐浴剤が合わないなどと考える方もいらっしゃいますが、赤ちゃんは小さな身体でも汗腺(汗を作る場所)の数が大人と同じだけあります。だから湿疹もできやすいのです。常に身体を清潔にしてあげることが湿疹を防ぐ最善の策です。 
      沐浴の仕方が「お作法」のように雑誌やネットに書かれていますが、最低限の赤ちゃんに対するルールを守っていただければ、ご家庭の事情に合わせて変えていかれることは間違ったことでは有りません。赤ちゃんと楽しい会話をしながら、沐浴させてあげましょう。 
      また、1日に1回と限ったわけでもありません。元気よくたくさんのウンチをしてしまった時など、清潔を保つために沐浴させてあげましょう。 
      当然のことですが、お母さんは爪を短く切ってください。赤ちゃんのお肌は、柔らかくデリケートです。爪でちょっと引っ掻いただけでも傷が付いてしまいます。 
       
      ★沐浴を止めたほうがよい時 
      1) 赤ちゃんが風邪を引いている時  
       
      2) 赤ちゃんが発熱している時(体温が37.5℃以上の時)  
       
      3) 赤ちゃんが下痢をしていたり、授乳量が少なく元気がない時 
       
      4) お母さんの手に怪我があり、膿が出ているようなときには他の人に頼みましょう。 
       
      ★注意すること  
      1) 時間は、日中・夜間を問いませんが、部屋の温度に気を付けてください。特に夏はクーラーなどは切っておきましょう。  
       
      2) 授乳の直前・直後は避けましょう。 
       
      3) 長時間の沐浴は赤ちゃんを疲れさせてしまいます。5〜10分以内にしましょう。  
       
      4) 赤ちゃんの全身に異常がないか、確かめましょう。  
       
      5) 「へその緒」がとれて乾燥したきれいなおへそになるまで、おへその消毒は続けて下さい。 
       
      6) 1ヶ月健診が終わるまではベビーバスを使って沐浴させてあげましょう。 
       
      ★沐浴の基本手技 
      1) お湯の温度をチェックします。夏は38〜39度、冬は40度が目安。赤ちゃんを入れる前に自分でチェックしましょう。 
       
      2) ガーゼなどを赤ちゃんの身体にかけて足から入れます 
       
      3) 洗う順番(ガーゼで洗います) 
      顔と耳→頭→首→わきのした→腕→手のひら→おなか→足のつけ根→お股→背中→おしり→足の裏 
       
      4) 最後に石けんをよく落として、上がり湯をかけます  |