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 慢性腎炎
 腎臓病(ネフローゼ症候群を含む)を持っている女性が妊娠すると、妊娠が腎臓に及ぼす影響(高血圧・蛋白尿・腎機能低下)と、腎臓病が胎児に及ぼす影響(流産・子宮内胎児死亡・新生児死亡・子宮内胎児発育不全・早産)を考えなくてはなりません。 
   
妊娠可能レベル ★妊娠前の血液中のクレアチニンという物質が1.5mg/dl以下で高血圧が無いか有っても140/90mmHg以下であることが、母児ともに安全に経過する条件とされています。

★妊娠前の血液中のクレアチニン値が
1.5〜2.0mg/dlの場合はかなりの頻度で妊娠の経過とともに腎機能の低下が起こり、コントロールの悪い高血圧を伴う場合には妊娠後半から分娩にかけて危険を伴うことが有ります。

★妊娠前の血液中のクレアチニン値が
2.5mg/dl以上の場合には、元気な赤ちゃんを得るよりも、お母さんの体が非常に重篤な状態に陥ることがあるために、あまり妊娠をお勧めできない事がしばしばあります。 
   
膜性増殖性腎症・巣状糸球体硬化症・半月体形成性腎炎 診断名の中に腎臓病の組織型(細胞の状態)を説明されている方がいらっしゃれば、他の組織型に比べて妊娠経過とともに腎機能が悪化しやすいです。 
   
IgA腎症 子供の頃に発症する事が多く、最近では管理も十分されているため、元気な赤ちゃんを得る確立が90%、周産期死亡率や自然流産率も正常妊娠とほぼ変わらない水準にまで達しています。 
   
ネフローゼ症候群 蛋白尿(1日3.5g以上の持続)、低タンパク質血症(血清総蛋白6.0g以下、血清アルブミン3.0g以下)、高脂血症(血清総コレステロール250mg/dL以上)、浮腫を示す病態で、大量の尿蛋白を認めます。 
   
ポイント! 主治医(内科医と産婦人科医)からご自分の腎臓の機能や病状を良く説明してもらい、生活指導・食事療法を守っていください。病状に高血圧がある場合は、妊娠の継続により急激に症状が悪化する可能性も考慮したうえで、ご家族や主治医とご相談ください。 

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